学校評価・自己評価について
本校は厚生労働省の「看護師等養成所の教育活動等に関する自己評価指針作成検討会」から報告された指針に基づき、学校評価・自己評価を実施し、学校運営会議で報告後、HPに掲載・公表しています。2024年度(令和6年度)の自己評価を行いましたので公表します。
- 【2024年度(令和6年度)学校評価結果】
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- 対象者:教員10名 回収率100%
- 実施日:2025年3月26日~2025年4月4日
- 結 果:
図1:教員による学校評価・自己評価の各カテゴリーの平均点
カテゴリー | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
Ⅰ.教育理念・教育目標 | 2.8 | 2.8 | 2.9 |
Ⅱ.教育目標 | 2.8 | 2.7 | 2.9 |
Ⅲ.教育課程経営 | 2.7 | 2.7 | 2.8 |
Ⅳ.教授・学習・評価課程 | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
Ⅴ.経営・管理過程 | 2.7 | 2.7 | 2.8 |
Ⅵ.入学 | 2.6 | 2.7 | 2.9 |
Ⅶ.卒業・就業・進学 | 2.0 | 2.0 | 2.0 |
Ⅷ.地域社会/国際交流 | 2.3 | 2.1 | 2.3 |
Ⅸ.研究 | 1.9 | 2.3 | 1.8 |
平均 | 2.5 | 2.5 | 2.6 |
※評価基準:
3(よくあてはまる)
2(だいたいあてはまる)
1(あてはまらない)
2024年度の教員による学校評価・自己評価の各カテゴリーの平均点を図1・表1に示す。
結果は、全体平均は2.6で昨年より+0.1であった。各項目においては、±0~+0.1で推移したが、「Ⅷ.地域社会/国際交流」は2.3と前年度より+0.2、「Ⅸ.研究」は1.8と前年度より-0.5であった。全体的には9カテゴリー中5カテゴリーで上昇、1カテゴリーで低下となり、前年度より上昇した項目が多かった。2024年度の詳細は図2~図4に示す。
4. 分析および今後の課題:
カテゴリーⅠ~Ⅵにおいては、2.8~2.9の高得点を示しており、新カリキュラム運営に伴い教員間で何度も話し合いを重ね、共通理解に取り組んできたことが影響していると考える。「Ⅶ.卒業・就業・進学」は2.0と変化がなかった要因として、看護師国家試験の合格率や卒業後の活動状況の詳細な把握が十分にできていないことが影響していると考える。令和6年度から同窓会の活動を再開したため、今後は卒業生の声を聞く機会を増やすことやアンケート調査を行う等改善に繋げていく必要がある。「Ⅷ.地域社会/国際交流」は2.3と前年度より+0.2となった要因として、地域との交流活動を増やしたことが影響したと考える。今後も医師会関連病院への就職者数、学生確保に向けた広報活動等、地域社会へ貢献する取り組みを継続していきたい。「Ⅸ.研究」は1.8と前年度より-0.5であった要因として、教員のマンパワーが不足し、担当する授業時間数の増加等教員の役割が多岐にわたり、十分な時間が確保できなかったことが影響したと考える。そのような状況下でも学会や研修会へのオンライン参加も積極的に行えていた。業務内容の見直し等行い、改善に繋げていきたい。今後も学校経営の安定化に向け、学生確保や教員の教育力の向上をめざし、実効性ある対応を考えていきたい。
本校では、今後も継続的に学校評価を実施するとともに、その結果を教育活動へフィードバックさせ改善し、学校の維持・発展につなげていきたいと考えています。
遠賀中央看護助産学校学校長 西間 三馨